無塩せきロースハム

ハムの色は何色?と尋ねたとき、子どもならずとも「ピンク」と言うでしょう。ハムの色=ピンク色、これが常識? しかし、例えば肉をフライパンで焼くときに、火が通ったサインは肉の色の変化(薄茶色になる)ですよね。そう、肉は火が通ると薄茶色に変色するのです※。ですから、本当はハムも薄茶色のはずなのです。ハムは加工時に塩せきという行程があります。これは亜硝酸ナトリウム(亜硝酸塩)という添加物(発色剤)を加えて塩漬けすることで、ハムを色よくピンク色に加工するために行ないます。亜硝酸ナトリウムは発がん性物質として、またアレルギーや喘息を引き起こすものといわれています。
この亜硝酸ナトリウムの添加をやめたのが、無塩せきロースハムです。給食ではたびたび使用されるロースハムですが、聖徳保育園ではこんなところにもこだわり食材を使用しています。もちろん材料の豚肉も国産品が使われています。ハム、ソーセージの肉の原材料表記に今の段階では原産国名の記載が義務づけられていないので、特に表記のないものは、どこの肉を使っているかわかったものではありません。安全な食を提供するため、加工品も厳選して取り寄せています。ちなみに商品名は「JA高崎ハム Sマークシリーズ ロースハム」です。

※密閉状態において肉を過熱した場合(例えばチャーシュー、煮豚、豚カツ、ローストビーフなど)、100℃程度に達しても内部はピンク色のままの場合があります。これも空気に触れると、すぐに薄茶色に変色します。

一覧にもどる